【ゆかの徒然日記】生きものはどこに還るのか

死後の世界があるかはわからない。

だけど死に際に親しい誰か(既に亡くなっている人)に呼ばれるという話は時々聞くことがあります。

最初にその話を聞いたのは小学生の時。地域の伝統産業を学ぶ授業で、西陣織の職人さんから聞いたお話し。

脳梗塞で死にかけた時、お母さんが河の向こうで呼んでいた。その時は、怖くて怖くて、どれだけ呼ばれても目の前にある河を渡らなかった。そしたら、この世に戻ってきたと。

そのときは子どもながらに何やら怖い話だなと感じたのを覚えています。

看護師になって、人の臨終を目にすることが多くなりました。やはり患者さんから、死にかけた時に誰かに呼ばれたという話を聞くことがあります。

容体が急変した患者さん。けっこう危ない状態で呼びかけても反応がなく、目を開けることもできませんでした。

そこから幸いにも状態が回復して、目が開いて、話しができるようになりました。

病室に入って声をかけると、泣きそうな声で「若いころのお母さんに逢ってきた」と話してくれました。

お母さんが自分のことを呼んでいたそうです。

本当にお母さんが黄泉から呼んでいたのか、はたまたどこかで聞いたことがある誰かの臨終体験の記憶が呼び覚まされただけなのか。

本当のことは自分も黄泉の国に行ってみないことにはわかりません。

でも興味深いのは、こういった話はたいてい「お母さん」が呼んでいるということ。なぜかお父さんは出てこなくて、お母さんが出てくることが多い。

そういえば、体の細胞の中にあるミトコンドリアは100%母親由来なんだそう。

死に際に、母親から受け継いだミトコンドリアが、母親とのつながりを呼び起こさせるのでしょうか。

また「哺乳類のプロトタイプは女性である」というはなしも聞いたことがあります。それは受精卵の発生の過程からも納得できます。

もしかすると、生命が終わりを告げようとするとき…

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