【貧血】息切れや疲れの原因は鉄不足かも。

こんにちは、カウンセリングナースのゆかです。

今日は動悸・息切れや疲れやすさ、に関わる貧血のお話しです。貧血というと生理があるため女性のイメージですが、もちろん男性にもかかわるお話です。最近けだるさやちょっとした運動で息切れする方はぜひ貧血について学んでみましょう。

貧血とは

そもそも貧血とはどのような状態をいうのでしょうか?

貧血の定義

貧血とは「血液中のヘモグロビン濃度が基準値より低下した状態」をいいます。しかし実は貧血の指標となる検査項目はヘモグロビン値だけでなく、ヘマトクリット値や赤血球数などもあります。

ヘモグロビンとは

赤血球の中にある、鉄と結合しているタンパク質のことです。ヘモグロビンは肺で酸素と結合し、体中に運んだあと二酸化炭素を回収します。ヘモグロビン濃度が低下すると体中の組織が酸欠になってしまうのです。

WHOのヘモグロビン基準値は、成人男性13g/㎗、成人女性12 g/㎗ 。

貧血の症状

では貧血になった場合どのような症状が出てくるのでしょうか。

よくある症状としては、頭痛・めまい・疲れやすい・動悸息切れなどです。見た目の変化としては、眼瞼結膜が白くなる(あっかんべーをしたところが白くなる。本来はピンク色)。

貧血の原因

貧血の原因は実はたくさんあるのですが、今回は一番頻度の高い鉄欠乏性貧血について説明したいと思います。

鉄欠乏性貧血とは

鉄欠乏性貧血とはその字の通り、鉄がふそくすることによる貧血のことです。先ほどヘモグロビンは鉄(ヘム)とタンパク質(グロビン)が結合したものだと説明しました。つまり鉄(ヘム)が不足することによってヘモグロビンの合成が少なくなってしまうのです。

血液中の鉄が不足したときの身体の反応

身体にはある程度鉄を貯蔵しておける仕組みがあります。それがフェリチンです。フェリチンは鉄を細胞内に蓄えておく働きをします。鉄分が減少した場合はまずこのフェリチンから鉄を供給します。トランスフェリンという運び屋が貯蔵している鉄を血を作る細胞まで運びます。この時点では蓄えた鉄を利用できるのでヘモグロビンは低下しません。貯蔵鉄が尽きるといよいよヘモグロビンは濃度が低下し始め、症状も出てくるようになります。

どうして鉄が不足するのか

鉄の不足にもいろいろな原因があります。

まずは鉄の摂取不足です。ダイエットや偏食により、鉄の摂取量が不足することがあります。

次に胃を切除している場合です。鉄は胃酸の働きによって吸収しやすい形にかわります。胃を切除していると胃酸が無いので鉄の吸収不足が起こるのです。

血を失うことによるものもあります。生理や消化管からの出血により血液と一緒に鉄も失われてしまいます。

さらに成長期や妊娠授乳による鉄の必要量が増加することによる鉄不足もあります。

鉄不足予防の食事

では鉄の摂取量を増やすための食事についてみていきましょう。

鉄分を多く含む食べ物

まずは鉄分を多く含む食品の代表として良く知られているレバーです。中でも豚レバーは牛や鶏のレバーに比べて鉄分の含有量が多いです。

またレバーには劣るもののカツオなどの赤身の魚にも多くの鉄分が含まれています。普段の食事に取り入れやすいものとしては鶏卵もあげられます。

野菜の中で鉄分が多いのは、小松菜・ほうれん草・ひじき・枝豆などです。レバーは苦手という方も多いと思うので、野菜や卵からこまめみ摂取することも大切です。

ぜひご自身の食事をふりかえってみて、鉄分が足りているかチェックしてみましょう。

参考文献・URL

「病気がみえる Vol.5 血液」 第一版 MEDIC MEDIA

厚生労働省 e-ヘルスネット

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-074.html